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感染症トピックス>ウイルスを知ろう>ウイルスの特徴(1) ウイルスは非常に小さく,様々な形態をしている
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ウイルスの特徴(1)ウイルスは非常に小さく,様々な形態をしている |
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ウイルスは微生物の中で最も小さく,大きさは,直径20nm(1nm=0.000000001m)から800nm程度です。従って,ふつうの
光学顕微鏡では見ることができず,電子顕微鏡*でしか見ることができません。大腸菌の大きさが約1〜2μm(1μm=0.000001m)くらいなので,ウイルスの大きさは大腸菌の1/10〜1/100程度です。
(備考)表題の「ウイルスを知ろう」のイラストはアデノウイルスをイメージしたもの。 *:光学顕微鏡は1,000倍(1μmが1mmに見える)、電子顕微鏡は10万倍(10nmが1mmに見える)程度に拡大できる。
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アデノ随伴ウイルスとアデノウイルス アデノ随伴ウイルス:パルボウイルス科に属するウイルスで,ウイルスの中でも最も小さい。直径は約20〜25nm。リンゴ病(伝染性紅斑)の原因ウイルスであるヒトパルボウイルスB19もこのウイルスの仲間。 アデノウイルス:直径90〜100nmで正20面体構造をしている。各頂点からアンテナ様の突起がでているが,この写真では観察されない。咽頭結膜熱,流行性角結膜炎,感染性胃腸炎,出血性膀胱炎など多彩な病気の原因になる。 |
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模式図 |
バクテリオファージ バクテリオファージとは,細菌に感染するウイルスの総称。一般にウイルスは粒子ごと細胞の中に侵入したり、細胞と融合して侵入する。しかし,細菌の細胞壁は頑丈なため, それができないため,バクテリオファージは注射針のようなものを細胞壁に差込み,遺伝子を注入する。そのため,バクテリオファージは月着陸船のよう に細菌に付着できる構造をしている。このバクテリオファージは羽子板の羽のような形態をしている。 |
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模式図 |
バクテリオファージ このバクテリオファージは,精子のようにシッポをもっている。 そのシッポの先を細菌の細胞壁に差し込み,自分自身の遺伝子を細菌に中に注入し,子孫を作る。
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さて,このウイルスの大きさ。みなさんはどれくらい小さいか,想像できますか?感染性胃腸炎や食中毒の原因となるノロウイルスは直径約35〜40nmで金平糖のような形をしています。このウイルスの大きさを36nmとして5,000万倍に拡大するとほぼ人間の大きさ(1.8m)になります。その倍率で人間を拡大すると,1.8mの人は90,000kmになります。これはちょうど地球を頭とするくらいの巨人になり,指先が日本列島 くらいの大きさになります。つまり,地球を頭とする超巨大な人間のなかで,人間程度の大きさのウイルスが病気を起こしていることになるのです。
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このように非常に小さいと,ウイルスはどのような性質を持つのでしょう?インフルエンザウイルスは喉で増え,咳により空気中に飛散しますが,小さいため,遠くまで飛ぶことができ,また,なかなか落下することがありません。このため,インフルエンザウイルスが浮遊している空気を吸うことにより,感染します。インフルエンザの流行期のマスクの着用は,自分がインフルエンザに罹らないための予防手段であると同時に,他人にインフルエンザウイルスをうつさないための方法でもあるのです。
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