西区の魅力 食の名産品
あふれるおいしさ!
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広島市ホームページ平成20年9月1日号トップページ西区 > 西区の魅力 食の名産品 あふれるおいしさ!
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 区内には、鈴ケ峰から三滝山にかけての山なみや西国街道、三瀧寺、太田川放水路など魅力がいっぱい。食の名産も区の魅力のひとつ。全国にその名を知られた味から市民に親しまれ続けている地元の味まで、そのおいしさの秘密を紹介します。

◆問い合わせ先:区政振興課(電話532-0925、ファクス232-9783)

観音ネギ

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露地栽培で、出荷するのにも手間がかかる観音ネギ。そのおいしさは、東京のお好み焼き店からも注文があるほどです

柔らかく、香りが独特
 観音地区で生産される葉ネギは『観音ネギ』と呼ばれています。明治の初めに京都から九条ネギの種を持ち帰り、観音地区で改良を重ねられたのでこの名が付きました。
 普通の葉ネギより白色の部分がやや多く、特有の香りや風味、そしてとても柔らかいのが特徴です。旬の時期は秋から冬。すき焼きや鍋物にぴったりで、お好み焼きやネギ焼きにも好んで使われています。
 『観音ネギ』は、太陽の恵みを浴びる露地で栽培されています。水はけの良い砂地と瀬戸内の温暖な気候が、おいしさの源です。
 生産農家の竹内略(たけうちもとむ)さん65歳は、農業歴50年の大ベテラン。朝5時からネギをひき、ネギを傷めないように炭ごもに包んで畑から作業場へ持って帰ります。それから一本一本薄皮をむき、束ねていきます。最盛期は1日約千束を出荷しています。
 竹内さんは、「やっぱり露地物がうまいですよ。霜にあたりゃあまだ柔らかくなるけぇ、今からがうまいんよ」と観音ネギのおいしさをPRします。

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ネギの皮をむく竹内さん

古江いちじく
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古江の土と気候がおいしさの秘密。古江いちじくを他の土地で育てても、やっぱり古江育ちの方がおいしいそうです

皮が薄く、甘みが強い
 古江地区は、南向きで温暖、降水量の少ない自然環境を生かし、江戸時代後期には、国内でも有数ないちじくの産地となっていました。明治の初めから本格的な栽培が行われるようになり、昭和5年には、飛行機で韓国まで輸出されたこともあるそうです。
 『古江いちじく』は、「蓬莱柿(ほうらいし)」という種で、皮が薄く、甘みが強いのが特徴です。8月の終わりごろから実が熟し始め、9月〜10月にかけてが旬の時期。朝もぎ(午前1時ごろから収穫)されたいちじくは、出荷されるころに完熟し、一番おいしい状態で店頭に並びます。
 生産農家の隅田正喜(すみだまさき)さん77歳は、いちじくを栽培し始めて約60年。出荷が始まるまでは、朝夕の水遣りが欠かせません。出荷が始まる8月下旬からの3カ月は、毎日午前1時から懐中電灯を持っての朝もぎ作業です。2時間半で約400個を収穫し、箱詰めの後、午前7時前には出荷します。
 隅田さんは、「朝の作業はつらいよ。でもこれが一番おいしく食べてもらえる方法じゃけぇね」と笑顔で話します。

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畑ででき具合を確かめる隅田さん

草津カキ

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収穫されたカキは、紫外線滅菌された海水に一晩浸けられ浄化されます。衛生上も万全です

粒よりで丸みがあり、甘い
 草津地区は、カキ養殖発祥の地といわれています。今から450年以上前の室町時代後半に発明された養殖法は、干潟に小石を並べてカキを付着させる石まき養殖法でした。その後、試行錯誤を繰り返し、昭和30年代からは筏式垂下(いかだしきすいか)養殖法が普及しました。大阪へ販路を開拓し、カキ船で料理を振舞ったのも草津の業者でした。
 『草津カキ』は、粒よりで丸みがあり、甘いのが特徴です。12月〜3月がおいしい時期ですが、中でも2月が旬。白くて、火を通しても小さくならない実が甘くておいしいそうです。おいしさの源は、太田川の水。豊富な水が陸上の栄養分を運び、カキの餌であるプランクトンを育てます。
 草津かき組合組合長の網岡賢(あみおかまさる)さん61歳は、先代の後を継いで43年。シーズンには、朝5時から、前日収穫したカキをカキ打ち場に準備し、その日の収穫に向かいます。カキを打つ打ち子さんは12人。一人一日2千個〜2千500個を打ちます。
 網岡さんは「草津のカキは、太田川の水とここの海が育ててくれる。わしらも育てる喜びを感じとるけぇうまいんよ」とおいしさの秘密を話します。

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カキを打つ打ち子さん



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